犬頭糸とは三河国の名産であった絹糸のことであるが、これは蚕を食べた白犬の鼻から吐き出されたのが最初であったという話です。
犬は大量の糸を出したあとに死んでしまい、桑の木のもとに埋められるが、その桑の木には蚕がびっしりと繭をつくり、それがまたすばらしい糸になったというのです。
二の木のもとに埋められる犬のモチーフが花咲爺と共通しているのです。
花咲爺の場合は、白犬ポチの墓にさた木力械のうちに大きくなったそれを使って臼をこしらえると、その中から大判、小判が飛び出してくるのです。
死んだあとも飼い主を豊かにさせるという点も、犬頭糸の伝承と共通しています。
こう考えてくると、名犬ポチはじつに犬神的性格を有していることに気づく。
すなわち、超常的な方法で飼い主を富貴にする,とともに、飼い主に敵対する者に不幸をもたらす霊獣であるということです。
語弊を承知でいってみれば、犬神についての怪談を肯定的な視点から書き直したものが花咲爺の話といえるでしょう。
あるいは先後関係は逆だったかもしれない。
余談になるが、もう一つ指摘しておこう。
先にあげたオシラサマの話も養蚕の縁起課となっていました。
動物の頭を祀る儀礼と養蚕、そして犬神信仰の間には、おそらく隠された関係が存在しているもののようです。
さて、世の中には色々な占いがありますが、占いはこちらだと言うのがあるそうなので、色々と調べてみようと思います。