『亡国のイージス』
少なくとも05年の日本で公開する限り、公共に対して作品を発信する立場にある者として、我々は本作に託された「日本人と戦争」という主題をオミットする選択肢を端から持ち合わせていなかった。
もっとやりようはあった、とする意見は真摯に受け止めよう。
が、その上で、このこ時勢に敢えて「どうよη」と叫んだ我々の愚直さは、今後十年の鑑賞に耐える重みを勝ち得たと信じたい。
興行の現実を見据えつつも、さらに高く、より遠くへ。
一年間の狂騒を経て、最後に残ったその"欲"が、本作のDVDを足場に胎動し始めている今日この頃・・・。